ボルボ XC90、電気自動車の後継モデル発表後も生産継続を決定

ボルボXC90の完全な電気自動車による代替モデル(おそらくエンブラと呼ばれる)が登場するとしても、スウェーデンの自動車メーカーは、ハイブリッド車の需要がまだある限り、現在のフラッグシップ・モデルを廃止するつもりはないようである。つまり、両モデルは不特定多数の人が同時に販売されることになる。

Automotive Newsとのインタビューで、ボルボのCEOであるHakan Samuelssonは、ガソリンエンジン搭載のXC90はまだどこにも行かないことを確認しました。

“それはチャールストン(サウスカロライナ州)に新しいものを構築する利点です。特にアメリカと中国にはまだハイブリッド車の市場があるのに、なぜトルスランダ(スウェーデン)の古いものを閉鎖しなければならないのでしょう」と、最高経営責任者は述べている。

ボルボはXC90を生産し続けるだけでなく、より進化した後継車に比べてできるだけ新鮮に見えるように、もう一度フェイスリフトを行う予定です。後者が登場する頃には、現行のXC90は8年落ちになっている、とDriveは述べています。

「私たちは、もう少し見栄えが良くなるように、アップグレードも検討するつもりです。しかし、技術的には、新世代の電気自動車に投資するつもりです」とサミュエルソンは付け加えました。

米国では現在、XC90のレギュラーガソリン車(T5 FWD / T5 AWD / T6 AWDの設定)とプラグインハイブリッド車「リチャージ」の2種類を購入することができます。エントリーモデルのXC90 T5 FWDは50,900ドルから、PHEVモデルのRechargeは64,800ドルからとなっています。

後継車については、ボルボの新しいSPA2プラットフォームに乗ると予想されています。このプラットフォームは、次期ポールスター3クロスオーバーや、ボルボが最終的にBMW X7とメルセデスGLSに投げる将来のフルサイズSUVも支えるはずです。

ボルボは今後、2025年までに世界販売台数の50%をバッテリー駆動にし、10年後には企業として完全な電気自動車に移行することを計画しています。

【参照】https://www.autoevolution.com/