F1、ロシアGPのプロモーターとの契約を解消、今後のレースはすべてキャンセルに

F1は本日、ロシアGPのプロモーターとの契約を解除し、2022年のレース中止と将来への延長を正式に決定したことを発表した。

先週、同スポーツは “現在の状況ではロシアGPの開催は不可能である “と発表していた。この決定は同国での競技を行わないという強いシグナルと見なされたが、F1は動向を注視していると述べ、現状ではレースが不可能なだけだと明記したため、声明は解釈の余地を残している。

しかし、契約が打ち切られた今、「ロシアは今後レースができなくなる」とスポーツは声明に書き、解釈の余地をほとんど残していない。F1はソチ・オートドロームでもう一度競技を行うことで契約し、その後は2025年までグランプリをサンクトペテルブルクに移すことになっている。

ロシアは2014年からF1グランプリを開催しているが、このスポーツの当時のCEOであるバーニー・エクレストンが、ウクライナ侵攻の背後にいるロシアのウラジーミル・プーチン大統領と契約を結んでいる。

ウクライナにおけるロシアの軍事侵攻は、偶然にもF1チームが今シーズン初めてスペインでテストを行っているときに発生した。このスポーツの選手たちは、セバスチャン・ベッテルが即座に「自分は決断したのだから、スポーツの決定にかかわらず、ロシアでレースはしない」と発言し、すばやく対応した。他の選手もすぐにそれに続いた。

このレーシングシリーズは、ロシアとの関係を断つことを決定した他のスポーツ団体に加わる。最新のそうした決定は国際パラリンピック委員会によるもので、ロシアとベラルーシの選手を2022年の北京パラリンピック冬季大会に出場させないことを決定したと、『スカイスポーツ』は報じている。

この侵攻により、ハースF1ドライバーのニキータ・マゼピンの地位も問題視されている。モータースポーツUKは、ロシア免許を持つドライバーのイギリスでの参戦を認めないことを発表し、7月に開催されるイギリスGPに出走できないことを意味している。

同ドライバーのチームでの立場は、ロシアのオリガルヒと非難されることの多い父親が、自身の会社であるウラルカリを通じてチームにもたらすスポンサー料と切り離すことができない。しかし、チームはテスト最終日に車両から同社のブランドを抜くことを決め、ルーキーシーズンでパフォーマンスを落としたドライバーは、今年から交代するのではないかと噂されている。

【参照】https://www.carscoops.com/

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Posted by i_kuruma