2022年型「マツダ CX-60」を発表 直6エンジンやPHEVを搭載し、市販車として最もパワフルなモデルに

マツダは、欧州、日本、オーストラリア市場向けに新型「CX-60」を発表し、新プラットフォーム、ブランド初の直6ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、プラグインハイブリッドパワートレインの導入など、クロスオーバーの電撃発表を続けています。

CX-60は、昨年北米で発表した「CX-50」より若干大きい2列シートの中型車です。全長4,745mm、全幅1,890mm、全高1,680mm、ホイールベース2,870mmで、マツダの新しい後輪駆動・全輪駆動の「スカイアクティブ マルチソリューション スケーラブル アーキテクチャー」を採用しています。

CX-60のエクステリアは、マツダのデザインフィロソフィー「魂動(こどう)-Soul of Motion」に基づき、深い彫りのフロントマスクとアグレッシブなリアエンドを備えています。また、縦に積み重ねたヘッドライトランプとL字型のデイタイムランニングライトが目を引きます。カラーバリエーションは8色。ジェットブラック、ディープクリスタルブルー、ソニックシルバー、プラチナクォーツ、アークティックホワイト、ロジウムホワイトプレミアムメタリック、マシングレー、ソウルレッドクリスタルの8色です。ホイールは18インチと20インチを用意しました。

CX-60」ならではの装備を多数採用。例えば、フルTFT液晶デジタルメータークラスター、12.3インチインフォテイメントディスプレイ、CX-30の3倍の大きさを持つ大型ヘッドアップディスプレイを装備しています。また、カメラでドライバーの目の位置を検出し、身長を入力すると、シート、ステアリングホイール、ヘッドアップディスプレイ、ウイングミラーを最適な位置に自動調整するオートドライビングポジションガイドを組み込んだドライバーパーソナライズシステムも魅力的です。

また、CX-60では収納も充実しています。後席を立てた状態で570L(20.1立方フィート)、後席を畳んだ状態では1,148L(40.5立方フィート)、天井まで積み込むと1,726L(60.9立方フィート)もの容量が得られます。

マツダは、すべての市場について具体的な内容を確認していませんが、欧州ではCX-60に3種類のエンジンオプションが用意されることが分かっています。マツダ初のプラグインハイブリッドで、2.5リッターのスカイアクティブG 4気筒ガソリンエンジンに電気モーターと17.8kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせます。2.5リッターは最高出力189ps(141kW)/6,000rpm、最大トルク192lb-ft(261Nm)、電気モーターは134ps(100kW)、184lb-ft(250Nm)、合計323ps(241kW)、368lb-ft(500Nm)となっています。これにより、CX-60 PHEVはマツダがこれまで生産してきた中で最もパワフルなロードカーとなります。