スズキが空飛ぶクルマレースに参戦、革新的な2人乗りを日本で開発へ

ラスベガスで開催された2021年CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の来場者は、日本の先駆的なeVTOL(電動垂直離着陸機)の実機を間近で見る機会を得た。空飛ぶクルマと呼ぶべきものを開発しているエアモビリティのスタートアップ、スカイドライブが、今度は自動車業界の名だたる企業と手を組んだのだ。

スズキは、二輪車、四輪車、船外機で世界的に高い評価を得ている。そして今、スズキは第4のモビリティである空飛ぶクルマを加え、文字通り空へ手を伸ばそうと計画している。そのためにスカイドライブと提携したのだが、スカイドライブもまた大きな目標を持っている。スカイドライブは、わずか3年後の2025年大阪万博に合わせて、日本初のエアタクシー・サービスを開始したいと考えている。

スカイドライブは、4×4×2メートル(13×13×6.5フィート)の世界最小のeVTOLとして登場したSD-03で注目を集めました。この一人乗りは時速30マイル(50キロ)、飛行時間はわずか10分ですが、日本で初めてパイロットによる飛行試験に成功しました。また、このスタートアップは、国土交通省から機体の型式証明を取得した国内初の空飛ぶクルマ開発企業であると主張しています。

しかし、それだけにとどまりません。スカイドライブは現在、2人乗りの小型空飛ぶクルマ「SD-XX」を開発中です。8つのプロペラを搭載し、最大30分の長時間飛行、最高時速62マイル(100キロ)、最大離陸重量1,000ポンド(500キロ)以上を誇る空飛ぶ乗り物です。高度的には、SD-XXは500メートル(1,640フィート)の高さを飛行することができる。

日本のスタートアップは、小型のSD-03 eVTOLに加え、2人乗りの空飛ぶ車の本格的な生産を計画している。これまでのところ、スズキとの協業については、空飛ぶクルマの技術と製造に協力するという事実以外、あまり多くの詳細は明らかにされていない。また、両社が空飛ぶクルマ「スカイドライブ」のプロモーションを行う最初の国際市場はインドになるようです。

【参照】https://www.autoevolution.com/