2023年 ポルシェ・カイエン・クーペ フェイスリフト、冬の最終テストで新型ライトを披露

ポルシェの開発チームは、北欧の寒さを最大限に利用し、雪解けが始まる前に2023年型カイエン・クーペを冬の間に走らせています。

現行カイエンは2018年に新型となり、クーペはその1年後に登場したため、2023年の変更はグランドアップリフレッシュではなく、フェイスリフトに限定されている。しかし、ポルシェのデザイナーはデジタルクレヨンを忙しく動かし、新しいリアライトのセットアップや、微妙に変更されたフロントとリアのバンパーを作り上げました。

私たちはすでにウィンターテスト中のカイエン・クーペのハイパフォーマンスバージョンを見てきましたが、今回はスパイカメラマンがミッドレンジの車を捉えたようです。これまでの画像では、クワッドエキゾーストのセットアップを施した車と、2本のセンターマウントテールパイプを持つレンジトッピングターボGTと思われる2台目のクーペが写っていました。

しかし、この最新のクルマは、リアバンパー・ロア・ディフューザー部の左右に長方形のテールパイプ・フィニッシャーを備えており、ターボではなく、より地味なカイエンかカイエンSであることが示唆されている。しかし、より速い兄弟たちと同様に、この車も改良されたリアテールライトの処理を隠すようにデザインされた偽装を身に着けています。

また、フロントにはTaycanに見られるようなスリムで水平な照明エレメントを備えた新しいライトクラスタがあり、フロントバンパーの偽装が最善を尽くして私たちの匂いを消しているにもかかわらず、グリルベーンのデザインとフロントバンパーロアエアインテークのサイズに変更があるように見えます。

カイエンは、最新のインフォテインメントシステム、デジタルダイヤル、911にインスパイアされた新しいギアシフター、そしてフルデジタルのインストルメントクラスターを搭載しています。

現在、V6、V8、ハイブリッドエンジンが混在しているボンネットの下は、大きな変化は期待できません。しかし、現在のカイエンターボの541ps(550PS)の4.0リッターV8が89ps(90PS)と60lb-ft(80Nm)にアップグレードされ、総出力は既存のターボGTが生み出す631ps(640PS/470kW)、626lb-ft(850Nm)と同じまで押し上げることができるとする報告があります。

今年末、ポルシェはフェイスリフトしたカイエン・クーペと、より実用的なSUVの兄弟車を2023年車として発表すると予想されるので、より詳しいことが分かるでしょう。

【参照】https://www.carscoops.com/