テスラのサイバートラックとセミは800ボルトのアーキテクチャを採用する可能性があります

テスラは、次期サイバートラックとセミが800ボルトのアーキテクチャを採用する可能性があることを認めました。

現在販売されている電気自動車の大半は400ボルトシステムを採用していますが、業界は急速に800ボルトアーキテクチャにシフトしており、Porsche Taycan、Audi e-tron GT、Hyundai Ioniq 5、Kia EV6などがその先頭を走っています。テスラはEVのリーダーでありながら、現行モデルはすべて400ボルトのシステムであり、取り残される危険性があるのです。

先日行われた同社のメディア向け四半期決算説明会で、テスラが800ボルトの路線を歩まない理由を問われたテスラのパワートレイン&エネルギーエンジニアリング担当上級副社長アンドリュー・バグリノ氏は、モデル3やモデルYなどの小型車を800ボルトに移行するのは意味がないと述べたとInsideEVsは報じている。

“3 “や “Y “のような小さいプラットフォームの車種では、800ボルトで勝ち負けがありますね。「すべてが良いというわけではありません。そのため、そのプラットフォームを見て、より高い電圧にすることができるという現実を無視するようなことはしませんが、そのプラットフォームでそうすることを本当に奨励するものは何もありません。

Baglinoは、高電圧プラットフォームには利点があり、サイバートラックやセミのような自動車メーカーの大型車にとってより有益であることを証明することができると認めました。

大型車では、充電側やバッテリーからパワーエレクトロニクスへの電力が大きくなったり、より大きなトルクが必要になったりするため、電流要件が高くなります」と指摘します。「高電圧にすることで、半導体や実際の導体の節約になります。そのため、セミやサイバートラックでは、そのようなことも考慮しています。しかし、3/Yプラットフォームでは、そのメリットは非常に小さいと思います。

サイバートラックとセミが800ボルトシステムを採用する可能性があるというBaglino氏の発言は、興味深いものだ。セミの発表から4年半、サイバートラックの発表から2年半が経過し、テスラがこれらのモデルで400ボルトと800ボルトのどちらを採用するかは、とっくに決定していると思われたからだ。しかし、Baglino氏によれば、テスラは400Vと800Vのどちらを採用するか、とっくに決定しているとのこと。もしそれが本当なら、テスラは両モデルの量産を2023年に開始する予定なので、早く決断したほうがいい。

【参照】https://www.carscoops.com/