2023年 BMW 3シリーズ・ツーリング、ワゴンが主流の欧州でデビュー

BMW USAは、残念ながら3シリーズツーリングG21を販売しておらず、今日発表されたLCIでも状況は変わりません。セダンですでに見てきたように、3erのミッドサイクルアップデートでは、エクステリアは控えめに、キャビン内はiDrive 8の採用でダッシュボードが大きく変わり、激変しています。曲面ガラスが主役となり、12.3インチのドライバーズディスプレイと14.9インチのタッチスクリーンが統合されました。

ロングルーフの3シリーズは、330eにMスポーツパッケージを装着し、充電ポートキャップに「electrified by i」のバッジを新たに追加したモデルです。このPHEVバージョンは米国で販売されていますが、欧州やその他の市場では、より少ない320eの構成もあります。実は、添付のPDF資料を読むと、BMWはM340dの直列6気筒を頂点とするディーゼルの数々など、パワートレインをより豊富に揃えていることがわかる。今回のマイナーチェンジでは、すべてのエンジンに48Vのマイルドハイブリッド技術が搭載されました。

腎臓の大きさは普通なのに、ヘッドライトの分割がないのは伝統派には嬉しい。BMWは、標準ではフルLEDであるヘッドライトを「よりスリムになった」と言うが、それは誇張であるように思える。オプションのアダプティブ・ヘッドライトには、おなじみのブルーのアクセントが加えられている。

後姿はほとんど変わらないが、BMWは排気口径がエンジンによって90mmまたは100mmになったと指摘する。エントリーグレードの3erでも17インチのアロイホイールが装着されるが、MスポーツパッケージとMパフォーマンスモデルは18インチからとなる。ツーリングでは、標準装備のルーフレールはグロッシーブラック仕上げです。また、サテン・アルミニウムの外観を持つルーフレールも用意されています。

3シリーズ・ツーリングは、今年で誕生35周年を迎えます。特にヨーロッパでは、3シリーズの5台に1台がエステートであり、ワゴンの需要は高いとBMWは述べています。本国ドイツではさらに人気があるそうです。旧大陸以外では、ニュージーランド、オーストラリア、台湾、韓国、日本、香港などでフェイスリフトモデルが継続販売される予定です。

米国では3シリーズスポーツワゴンがないため、来月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでデビューしそうなM3ツーリングも禁断の果実となりそうです。

【参照】https://www.motor1.com/