クライスラー、最もパワフルで豪華な特別仕様車を発表、300Cになる可能性も

2011年に2代目(LD)を発売して以来、最も古いセダンのひとつである300。それがついに、当然のように引退の準備を進めているのだが、どうやら格調高く退場することになりそうだ。クライスラーは最近、「2023年にパワーをもたらす」と発表したが、そのクルマの正体は明かさなかった。今回添付した、同社のウェブサイトで公開された新しいティーザーでも、やはり車種は明かされていない。

しかし、写真のファイル名にこの英数字が含まれていることから、2023年型300Cのアルミホイールと赤いブレンボ製ブレーキキャリパーを見ている可能性が高い。クライスラーの歴史の中で「最もパワフルで豪華な特別仕様車のひとつ」と謳われています。特別仕様車」というのは、新たにラインナップに加えるのではなく、既存のモデルをベースにすることを示唆している。つまり、クライスラーのラインアップは300かパシフィカしかない。

意外に思われるかもしれないが、この世代をベースにした300Cは、そのライフサイクルが異常に長いにもかかわらず、これまで存在しない。高性能な300SRT8はあったが、クライスラーは昨年までオーストラリアで継続していたものの、アメリカでは2015年モデルで生産を終了している。新たに提供されるスパイシーが何であれ、"限定生産 “されることは分かっている。

300Cとされるモデルがヘルキャットの扱いを受けるかどうかは不明だが、標準モデルの5.7リッターHEMI V8が363ps(271kW)と394lb-ft(534Nm)を送り出しているのに比べて、健全なパワーバンパーが期待されるところだ。LDベースのダッジ・チャージャーに、より大きな6.4リッターHEMI V8を搭載したスキャットパックモデルが300のエピローグとして採用される可能性もある。その場合、出力が変わらなければ、485ps(362kW)と475lb-ft(644Nm)が期待され、長く使われなかったSRTよりわずかに強力なパワーとなる。

正式な初公開は、2022年のデトロイトモーターショーに先立つ9月13日午後6時(日本時間)に行われる予定です。クライスラーは、"数量限定 “で販売される2023年春に先駆けて、予約方法の詳細を共有する予定です。標準モデルに関しては、ベースとなるツーリング・トリムにセーフティテック・プラス・グループをオプションで追加する以外は、次のモデルイヤーでもほぼ変更なく兵士を配置します。

【参照】https://www.motor1.com/news/609239/2023-chrysler-300c-teaser/