2023年 トヨタ 新型プリウス、欧州で220馬力のPHEVとしてデビュー

5代目トヨタ・プリウスは、米国での新型車初公開の数時間前に欧州でデビューします。アメリカ市場向けの仕様や機能についてはまだ確証はありませんが、このお披露目はそのヒントを与えてくれます。

欧州では、新型プリウスはプラグインハイブリッド車のみの設定です。パワートレインには、システム総出力220psの2.0リッター4気筒エンジンが搭載されています。これは現行車の電動アシスト付き1.8リッター4ポット121ps(90kW)に対して、99ps(74kW)の向上となる。

欧州のプリウスプラグインは、従来モデルの8.8kWhから13.6kWhのバッテリーを搭載しています。後部座席の下に搭載されています。トヨタの発表によると、航続距離は “現行モデルより50%向上 “しているとのこと。これは、現在の英国での39マイル(63km)から判断すると、58.5マイル(94.15km)の距離ということになる。

プリウス・プラグインには、オプションでソーラールーフ・パネルが用意される予定です。欧州モデルの発表では、このシステムによって航続距離が伸びるかどうかについては触れられていません。

美観的には、新型プリウスは見慣れた外観でありながら、新鮮さも兼ね備えています。ルーフの頂点をより後方に押しやったデザインは、クーペのような外観を実現しています。また、全高を1.969インチ(50mm)下げ、ホイールベースを同程度伸ばしたことで、プロポーションも変化しています。全長は1.811インチ(46ミリ)短くなりました。全幅は0.866インチ(22ミリ)拡大しました。

新型プリウスのインテリアは、アイランド・アーキテクチャーのスタイリング言語を採用し、3つのエリアで構成されています。"サラウンド"、"ドライバーモジュール"、"フローティングインストルメントパネル “の3つのエリアで構成されています。メーターディスプレイは、最近のクルマのように周囲に覆いがあるのではなく、ダッシュボードから突き出ているため、bZ4Xクロスオーバーのレイアウトに似た外観になっています。

センタースタックは、ダッシュボードから現れるインフォテインメントディスプレイで構成されています。物理的な操作は、画面右下にあるノブのみ。

インフォテインメント画面とHVACコントロールの間には、一対の細い通風孔があります。シート温度調節や車内温度を調整するためのボタンが設置されています。

今回の欧州デビューに続き、米国仕様車のスペックも間もなく発表されると思われます。

【参照】https://www.motor1.com/news/621929/2023-toyota-prius-european-debut/