ホンダシビック、2021年のSEMAショーに向けてHPDのモディファイとボディキットを導入

HPD製の市販車ベースのECU、PWR/HPD製の大容量アルミ製ラジエーター、Cusco/HPD製のレーシングLSD、Borla製のターボバック・デュアルアウトレット・エキゾーストなどの専門パーツを採用しています。ギアボックスにはカスタムメイドの4速ギアセットを採用しています。

シャシーでは、ビルシュタイン製倒立2段調整式ダンパーとアイバッハ製スプリング、HPD製フロントキャンバータイプとキャスターインサート、リアエンドではキャンバー調整式アッパーアームとリアトー角調整アームを採用している。ローリングストックは、245/620-17のピレリ製レーシングスリックタイヤをMomo Etnaの17×8インチホイールに装着し、ウィルウッドの2ピースブレーキローターと6ピストンキャリパーにパギッドパッドを組み合わせている。ステンレス製のラインはHPD製です。

サーキット走行用のセーフティキットとして、OMP製のレーシングシート、6点式ハーネス、クイックリリース・ステアリングホイール、オンボード・ファイヤー・サプレッション・システムを装備し、データロギングにはMotec、ドライバーにはAiM Technologies MXPディスプレイを装着しています。また、ホットラップでのデモ走行を想定して、オプションでパッセンジャーシートを装着することも可能です。

もうひとつ、シビックのレースカーを作ってみました。こちらは、チーム・ホンダ・リサーチ・ウエスト(THR-W)によるもので、同じくシビックSiをベースに、12月3〜5日に北カリフォルニアで開催されるNASA(全米自動車スポーツ協会)のサンダーヒル25時間レースに参戦するために製作されたものです。

デザイン、エンジニアリング、製造、マーケティング、ファイナンスなど、ホンダのさまざまな部門の有志によって開発され、チーム・ホンダ・リサーチ・ウエストが耐久レースに向けた最初のテストを終えたばかりです。

THR-Wの改造内容は、光洋製の48mmコアのアルミ製ラジエーターとオイルクーラー、ホンダタ製のECUチューニング、RV6製のエキゾーストダウンパイプとフロントセクション、タイコン製のリアセクション、WPC製の駆動系表面処理、モチュール製フルード、Hasport製のエンジンマウント、DEI製のヒートマネージメント、Antigravity製のバッテリーなどです。エンジン出力は最高出力220ps、最大トルク325Nmを発揮します。

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