ホンダ・新型シビックSiクーペの完成予想図は、我々が見逃しているものを示している

新型ホンダ・シビックSiが発売されました。価格は27,300ドルからとなっています。プラットフォームの違いによる皆さんのコメントから判断すると、この暖かいモデルは、その性能を考えるとリーズナブルな価格になっているようです。Motor1.comの読者の中には、インフレや購買力を考慮して価格を調整すると、新型Siは過去数世代よりも手頃になったとおっしゃる方もいます。

しかし、誰もが寂しいと思うのは、2ドアバージョンの車です。2022年モデルのCivic Siはセダンのみの設定となっており、実用性は他のモデルに比べて格段に向上していますが、先代モデルのようなカリスマ性はありません。例えば、9代目のCivic Siは、クーペとセダンの2種類があり、前者は傾斜したルーフラインを持つ流麗な2ドアの形状をしていました。

ハンガリーのデザイナー、X-Tomiは、新型シビックSiにスタイリッシュなクーペバージョンを与えることにしました。X-Tomi氏が行った作業は、リアドアを切り落とし、フロントドアを大きなものに交換するだけではありませんでした。また、ルーフラインにも手を加えましたが、新型シビックSiのトレードマークであるリアサイドウィンドウの曲面はそのまま残しました。

しかし、ホンダは2022年のシビックSiにはセダン以外のボディスタイルが用意されないことを明確にしており、このクーペ派生モデルはデジタルリアリティの中だけで生きていくことになります。正直なところ、それはとても残念なことです。というのも、この車のやや保守的なデザイン言語は、クーペの形状に驚くほどよく合っているからです。

この新型「シビックSi」に魅力を感じていただけたなら、今年後半から全国のホンダディーラーで確認することができます。なお、エンジンは1.5L直列4気筒ターボ、トランスミッションは6速マニュアルの1種類のみです。

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