トヨタ新型アイゴ クロス(Aygo X)、欧州向けに冒険的なシティカーとして登場

トヨタ自動車は、シティカーにクロスオーバーの要素を取り入れたAセグメントの新モデル、新型Aygo Xを発表しました。Aygo X Prologueの市販モデルは、コンセプトカーの奇抜なスタイリングを踏襲しており、2022年に欧州で発売される予定で、エンジンはハイブリッドではない1種類のみの設定となっています。

トヨタは、2005年にPSAグループとのコラボレーションの一環として、シトロエンC1やプジョー107の兄弟車とともにAygoを初めて発売しました。しかし、プジョーとシトロエンが後継車の発売を見送ったため、トヨタは次の世代のAygoに過激なものを求めていました。

Aセグメントに投資している数少ない自動車メーカーのひとつであるトヨタは、ヨーロッパのバイヤーが好むのは「コンパクトアーバンクロスオーバー」であると考えました。このコンセプトはフランスでデザインされ、製品版はベルギーで開発されました。トヨタのデザイナーは、コンセプトのデザインを量産車に反映させることに成功しました。いくつかのディテールがトーンダウンされているものの、Aygo Xは新鮮な印象を与えています。

17インチまたは18インチの大径ホイールは、車のプロポーションに好影響を与えると同時に、地上高を11mm(0.4インチ)向上させています。また、ホイールアーチ周辺の樹脂製クラッディングが、重厚な造形のボディワークのバイトーン処理とマッチして、クロスオーバーの印象を高めています。フルLEDのヘッドライトとテールライトにはモダンなグラフィックが施され、サイドウインドウの形状がスポーティさを演出しています。

また、カルダモン、チリ、ジンジャー、ジュニパーの4色のカラーバリエーションに加え、Bピラー、ルーフ、リアセクションにはブラックを採用しています。開放的な雰囲気を演出するために、格納式のキャンバスルーフも用意されています。

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