レビュー:マレーシアの2021年型スズキ・スイフトスポーツ、RM140k

Swift Sportのキャビンを見渡すと、先代のZC32Sがグレーで統一されていたのに比べて、活気に満ちた雰囲気になっています。

中央のエアコン吹き出し口は円形になり、インフォテインメント・スタックの上に残されています。また、エアコンのコントロールは、より大きく握りやすいロータリー・コントロールになっています。エアコンをオフにするには、独立した「オフ」ボタンを使用します。この機能は、ファン速度の回転ダイヤルに組み込まれていた方が良いと思いますが、使い込むことで慣れてくるので、オーナーにとっては間違いなくそうなるでしょう。

メインのタコメーターとスピードメーターのカウリングを深くすることで、従来の浅いデザインに比べて文字通り深みが増しています。また、ステアリングホイールは適度なリムの厚さで、主要部分にはパーフォレーテッドレザーのトリムが施され、内側下部には光沢のある部分があり、触感を楽しむことができます。

ZC33Sは、スイフトスポーツの伝統であるファブリックセミバケットシートをフロントに採用していますが、そのデザインは先代とは少し異なっています。ボルスタリングがよりアグレッシブになっているのが特徴だが、その詳細は後述する。

しかし、この世代のSwift Sportは依然として居住空間が狭いため、短時間の走行をお勧めします。リアのニールームは、178cmの私が運転席の後ろに座っても適度な余裕がありますが、後部のグラスハウスが小さいため、リアベンチは特に窮屈な感じがします。

一方、ラゲッジ容量は、リアシートを装着した状態で265リットル、折りたたんだ状態で579リットルあり、210リットルしかなかった前車のコンパートメントよりも十分な深さがあります。

キャビン内の収納ポケットやコンパートメントは使いやすい大きさと形をしていますが、ギアレバーの前にあるメインのセンターコンソールキュービーには、この車の価格を考えると、ゴムやフェルトなどの緩衝材を敷いて、硬い表面に物が当たったときのガタつきを和らげることが必要だと思います。

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