スバル、初の大衆向けEVとなる「Solterra(ソルテラ)」クロスオーバーを発表

スバルとトヨタは、2世代にわたるスポーツクーペ「BRZ」と「86」を経て、量販車としては初となる電気自動車のエントリーモデルを共同開発しました。先月、トヨタのbZX4が発表されましたが、今度はスバルが、ラテン語で「太陽」と「地球」を意味する「Solterra(ソルテラ)」を発表しました。

驚くなかれ、ソルテラの外観はbZX4にそっくりで、ロブスターの爪のようなテールランプ、マスタングのMach-Eのようなグリルを持つフロントバンパーのデザイン、丸いフォグランプ、そして忘れてはならないのが、どれがどれだかを見分けるためのバッジです。また、大型のインフォテイメントシステムを搭載したモダンなインテリアも同様で、トリムやカラーオプションで2つのモデルの差別化を図っていると思われます。

どちらのコンパクトクロスオーバーも、公式にはプロトタイプと呼ばれていますが、北米モデルのフロントにアンバー色のウインカーを採用するなど、地域ごとに微調整を加えているだけで、99.9パーセント生産可能な状態です。

フォレスターとほぼ同じサイズ

トヨタがスバルと共同開発した電気自動車専用アーキテクチャー「e-TNGA」を採用し、全長4,690mm、全幅1,860mm、全高1,650mm、全長2,850mm、全高68mmと、bZ4Xとほぼ同じサイズを実現しています。

ソルテラは、トヨタと同様に、電気モーター1基で201ps(150kW / 204PS)を発揮する前輪駆動モデルと、電気モーターを両軸に搭載して215ps(160kW / 218PS)を発揮する四輪駆動モデルの2種類のレイアウトが用意されています。日本では、両モデルともに71.4キロワット時のリチウムイオン電池を搭載し、2WDモデルの航続距離は約330マイル(約530km)、AWDモデルは約285マイル(約460km)となっています。

スバルの発表によると、この電気クロスオーバーは2022年半ばから全世界で販売される予定です。来週開催されるロサンゼルスオートショーで、北米向けソルテラの詳細が発表される予定です。

【参照】https://www.carscoops.com/