フォルクスワーゲン、パサート後継EV「エアロB」が再び目撃される

フォルクスワーゲンのエンジニアが、「Aero B」と呼ばれる電気自動車のセダンをテストしているところを再び目撃されました。このセダンは2023年に市場に投入される予定です。

この話題を追いかけている方は、パサートのセダンバージョンが廃止されると言われているのと同じ年であることをご存知でしょう。

観察してみると、このプロトタイプは、これまで見てきた中で最も少ないカモフラージュが施されています。このフォトギャラリーに掲載されている2023年型フォルクスワーゲン エアロBのプロトタイプには、市販のヘッドライトが装着されておらず、テールライトについても同様のことが言えますので、注意が必要です。また、トランクリッドの一部には、リアライトから伸びるカモフラージュが施されています。

カモフラージュされているもうひとつの要素はフロントグリルで、現行のPassatに見られるスタイルを踏襲しています。それ以外はすべて生産可能な状態に見えます。つまり、まもなくいくつかのプロトタイプを見ることができ、来年には正式に発表されることになるでしょう。

残念ながら、フォルクスワーゲンがこの次期モデルにどのような名前をつけるかはまだわかっていません。一部では、パサートの後継モデルとされていますが、電気自動車の形をしており、そのサイズとレンジ内での位置を考慮すると、それはもっともなことです。また、フォルクスワーゲンのテスラモデル3のライバルと見ることもできます。

フォルクスワーゲンが現在提供しているEVレンジを考えると、Aero Bは後輪駆動で201馬力のシングルモーターを搭載することが予想されます。さらに、将来的にはデュアルモーターを搭載し、最大300馬力を発揮する全輪駆動モデルを提供することが予想されています。

フォルクスワーゲンは、この戦略をMEBプラットフォームのID.3とID.4ですでに実証しており、次期電気自動車セダンに同じパワートレインを搭載しても、誰も驚かないでしょう。

最大300馬力の全輪駆動モデルの発売は、顧客の要望や市場の予測によって条件が変わるかもしれませんが、それはまた別の話です。

【参照】https://www.autoevolution.com/