23,000ドルなら、中古のポルシェ・ボクスターよりも、19,496kmしか走行していないトヨタMR2スパイダーを買うか?

トヨタは、新型GR86とスープラによって、スポーツカービジネスに戻ってきました。しかし、10年以上前にソララが廃止されて以来、トヨタはオープンカーの分野には復帰していませんでした。

そこで登場したのが、2002年式のトヨタMR2スパイダーである。当時、自動車専門誌や愛好家の間では、「貧乏人のポルシェ・ボクスター」と評されていた。

1999年に発売されたMR-S(ミッドシップ・ランナバウト・スポーツ)は、ミッドマウントされた1.8リッター4気筒エンジンを搭載し、最高出力138ps(103kW/140PS)、最大トルク125lb-ft(169Nm)を発揮しました。

しかし、車重はわずか2,195ポンド(996ポンド)で、3種類のギアボックスを使って後輪に動力を伝達していました。このモデルの場合、ヨーロッパの6速ギアボックスではなく、5速マニュアルが採用されています。

この組み合わせは愛好家にとって魅力的ですが、この車がさらに優れているのは、過去20年間で12,114マイル(19,496km)しか走行していないことです。艶やかなブラックペイントに、汚れのない15インチのホイールを装備しています。

インテリアも、一度も使われていないようなタンのレザーシートが見られ、完璧な状態です。詳細は不明ですが、標準モデルには、エアコン、パワーウィンドウ/ロック、マニュアルソフトトップが装備されていました。それに加えて、本革巻きのステアリングホイール、4スピーカーのオーディオシステム(カセット、CDプレーヤー付き)が装備されていました。

この車にはたくさんの魅力がありますが、売り手は22,800ドル(17,108ポンド/20,354ユーロ)を要求しています。走行距離が少ない割には悪くない金額だが、来月アメリカで発売される2022年式のGR86よりも4,900ドル(3,676ポンド/4,375ドル)安いだけだ。同じくらいの金額で、1998年から2002年までの初代ボクスターの25km以下の中古車も手に入る(ポルシェのメンテナンス費用に寛容であれば)が、MR2の愛称を考えるとなんとも皮肉な話だ。

【参照】https://www.carscoops.com/