トヨタのV12を搭載した「スバルWRX」は最大1,000馬力を発揮する

スバルWRXの小さなエンジンルームに、V12エンジンを搭載したいと思ったことはありませんか?ジョナサン・プロルクスは、その夢を実現するために、クレイジーなエンジンスワップミッションを行いました。さらに、V12エンジンの供給元は意外なところにありました。

今回のドナーは、トヨタのセンチュリーです。ご存知の通り、センチュリーにはトヨタが設計・製造したV12エンジンが搭載されていました。このエンジンは1997年以降の2代目センチュリーに搭載されていますが、今回のグレーのスバルWRXにも搭載されています。これがスバルとトヨタの最高のコラボレーションでなければ、他に何があるというのでしょう。

エンジンは、5.0リッターの1GZ-FE V12です。最高出力は295馬力(220キロワット)、最大トルクは340ポンドフィート(460ニュートン)を発揮します。しかし、Proulxはこの数値では満足できず、WRXにG30-770ターボを2基搭載し、コンロッドとピストンを交換しました。さらにボッシュ製のインジェクターとMaxxECU Proを搭載し、最終的に1,000psを達成しました。

そのパワーをホイールに伝えるのは、BMW3シリーズから流用した7速デュアルクラッチ・オートマチック・トランスミッションです。

実は、V12エンジンは年々絶滅の危機に瀕しており、フェラーリがその先頭に立ってエキゾチックなパワープラントを存続させています。しかし、スバルが最速のクルマにまでV12エンジンを搭載するような時代は、おそらく来ないでしょう。

しかし、V12エンジンを搭載したスバルに乗りたいというプルックスの夢に共感した人は、彼に倣ってドナーを探し、エンジンスワッププロジェクトを行うことができます。それが可能であることは証明されています。必要なのは、そうしようという強い意志だけです。

【参照】https://www.motor1.com/