日産新型Z GT500がGT-Rに代わって2022年の日本のスーパーGTシリーズに参戦

日産自動車は、日本のスーパーGTシリーズからR35 GT-Rを引退させ、その代わりにこの新型NISSAN Z GT500を投入しました。

この新型レーシングカーは、富士スピードウェイで発表され、2022年のシーズンから参戦する予定です。GT-R GT500は、過去13年間にわたってスーパーGTシリーズに参戦し、5回のドライバーズチャンピオンを獲得しています。

Z GT500の外観を見ると、ロードゴーイングモデルとの違いがよくわかります。フロントエンドは市販モデルのヘッドライトを踏襲していますが、それ以外はすべて変更されています。つまり、カーボンファイバー製のスプリッターとカーボン製カナードを備えた新しいフロントバンパーが採用されています。また、ホイールアーチは大幅に広がり、空力特性を向上させるように設計されています。

一方、Z GT500のサイドは、複雑なカーボンファイバー製のスカートが目を引きますが、これはダウンフォースを高めてレースカーをターマックに密着させるためのデザインです。また、センターロック式のレース用ホイールや、スワンネック式の大型リアウィング、ワイルドなリアディフューザーなども採用されています。

日産はこの車の技術的な仕様を公表していませんが、GT500クラスに参戦する車はすべて2.0リッターのターボ付き4気筒を搭載しており、ロードカーよりも1.0リッター小さく、気筒数が2つ少なく、ターボチャージャーが1つ少ないにもかかわらず、250馬力も高い最高出力を発揮することができます。

日産の最高執行責任者(COO)であるアシュワニ・グプタは、「日産Z GT500は、挑戦し、感動をもたらすという日産の精神を象徴しています」と述べています。"レース活動を通じて、私たちはクルマを革新し続け、これまで何度も見せてきたような大胆さで勝利を目指してレースをしています。"

「ニスモの社長兼CEOである片桐隆夫は次のように述べています。「私たちは、新型車である日産Z GT500と、モータースポーツに対する大きな情熱を持って、2022年のスーパーGTシリーズに参戦します。"ファンの皆様には、これからも日産とニスモのモータースポーツチームを情熱的に応援していただきたいと思います。"

【参照】https://www.carscoops.com/