トヨタ社長の豊田章男氏が「GRヤリス」に試乗

10年以上前、豊田章男がトヨタの社長に就任したとき、トヨタのクルマをもっと楽しくすると約束した。日本最大の自動車メーカーであるトヨタ自動車は、創業者の孫が社長に就任して以来、よりスポーティなクルマを数多く送り出している。

86、(後にGR 86)LF-A、スープラの復活、そしてGazoo Racingブランドの誕生など、長年に渡り、私たちはモデルを見てきました。豊田は、ブランドにアドレナリンを与える重要な人物であり、また、クルマ好きとしても知られている。ニュルブルクリンク24時間レースにも出場し、ラリーでは世界ラリー選手権で4度の優勝を誇るトミー・マキネンからドライビングの手ほどきを受けている。

最近、豊田は自分の車でいくつかのスタントを披露した。ラリー用に改良されたGRヤリスで、横滑りやスピンを披露したのだ。WRC仕様のフルスペックのクルマではありませんが、それでも印象的なディスプレイでした。では、なぜ豊田章男はGRヤリスでスタントしたのか?それは、2022年の世界ラリー選手権に参戦するトヨタのレース仕様車「GRヤリス」のプロモーションと発表のためだ。

2021年は、トヨタにとってモータースポーツで非常に良い年だった。WRCでコンストラクターのトロフィーを獲得しただけでなく、セバスチャン・オジェとジュリアン・イングラシアの8度目のタイトル獲得に貢献したのである。世界耐久選手権でも、トヨタは実質的な勝利を収めたのである。豊田がレースに向けて上機嫌になるのも無理はない。

自動車メーカーのトップがこのようなことをするのは、今どき珍しい。フォード社の現社長ジム・ファーレイ氏や、アストンマーチン社の元社長ウルリッヒ・ベズ氏など、自動車メーカーのCEOでレースに出る人は数少ない。豊田章男がモータースポーツの世界で活躍する限り、トヨタも次期GRカローラなど、よりスポーティなモデルを発表してくれることだろう。

【参照】https://www.motor1.com/