新型「ダイハツ ハイゼット カーゴ」「ダイハツ アトレー バン」を発売、「ハイゼット トラック」も改良

ダイハツは、11代目となるハイジェットカーゴ(バン)、6代目となるアルトライ(バン)、そしてマイナーチェンジしたハイジェットトラック(ピックアップ)を日本市場向けに発表しました。

ハイゼット カーゴとアルトライは、2004年に登場した先代モデルのマイナーチェンジ版のような進化したスタイリングですが、DNGA(Daihatsu New Global Architecture)プラットフォームをベースとしているため、クリーンシートのデザインとなっています。キャブオーバーレイアウトの異なるハイゼット トラックは、2014年に登場した既存モデルを全面的に改良したモデルです。

ダイハツのDNGAプラットフォームは、歴代のマイクロバンに比べて剛性、乗り心地を大幅に向上させました。また、サスペンションの見直しにより、操縦性と快適性を向上させています。

小さなボンネットの下には、ベース仕様のHijetで最高出力46ps、最大トルク60Nm、Atraiで最高出力63ps(47kW/64PS)、最大トルク91Nmを発生する660ccの小さなエンジンが搭載されています。このモーターには、燃費を向上させるとされる新開発のCVTギアボックスが専用に組み合わされます(Hijet Truckには5速マニュアルも用意されています)。電子制御4WDシステムにより、後輪または4輪に駆動力を伝達する。さらに、ハイゼット・トラックにはデフロック機能(スーパーデフロック)も用意されています。

美観はともかく、実用性には優れています。先代よりもさらに箱型にし、室内空間を最大化するとともに、照明器具など細部に至るまで角張ったデザインを採用しました。全長は3,395mm、全幅は1,475mm(ハイジェットカーゴ)で、先代と同じサイズです。

ダッシュボードは、ヴァリアントによって、スクリーンなし、6.8インチまたは9インチのタッチスクリーンユニットが用意されています。アトラ イは、4人乗りのキャビンと最大1,275ℓのカーゴスペースがあり、就寝用、作業用、大型荷物の保管用など、さまざまな用途に対応します。また、ハイジェットカーゴは、4つのシートをフラットにすることができ、完全なフラットフロアを実現した「クラス最大の積載スペース」を持ち、小さなリアベッドを持つダブルキャブピックアップとして利用することも可能です。さらに、ハイゼット トラックには、高さの異なる2シーターピックアップと、シート背後に工具や機材を収納できる拡張キャブ「ジャンボ」のオプションが用意されています。

3台とも非常に重要な追加装備は、少なくとも現時点ではこのセグメントでは一般的でないADASシステムの数々です。具体的には、高速道路でより安全に走行するための衝突回避、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストなどが「スマートアシスト」として搭載されています。

日本での価格は、ハイジェット・カーゴが1,045,000円(本日の為替レートで9,214米ドル)から、ハイジェット・トラックが902,000円(7,953米ドル)から、アトライが1,562,000円(13,773米ドル)です。ダイハツでは、デリバリーバン、ダンプカー、冷蔵庫、車椅子対応バンなど、13種類の仕様を用意しています。

【参照】https://www.carscoops.com/