異世界のトヨタGRヤリスが375馬力のチューニングでバイリンガル化

トヨタのクルマが好きでたまらないなら、GRヤリスも候補のひとつだろう。ホモロゲーションスペシャルモデルであるこのラリー仕様のスーパーミニホットハッチは、サイズ的にはフォルクスワーゲン・ポロGTIやフォード・フィエスタSTと同格だが、まったく別物である。

GA-B(ノーマルヤリス)とGA-C(カローラ)のプラットフォームを混合して開発し、全輪駆動システムを搭載することができたからだ。

パンチの効いたエンジン、6速スティックシフト、筋肉質なルックス、そしてオプションのサーキットパック(パフォーマンスチューンドサスペンション、トルセン式前後リミテッドスリップデフ、18インチホイールとミシュランタイヤ)と相まって、夢のような走りを実現しているのである。

通常、ユーロ仕様のGRヤリスは最高出力257ps(261ps/192kW)、最大トルク266lb-ft(360Nm)、日出ずる国で販売されているものは最高出力268ps(272ps/200kW)と273lb-ft(370Nm)が提供されている。しかし、下の映像に写っているのは、Scara73によってさらに俊敏になったもので、OEMという立場をとっくに克服している。

1.6リッター3気筒エンジンに、イタリアのチューナーが魔法をかけ、出力とトルクを(とてもいい意味で)バカバカしいほど高めているのだ。最高出力375ps(280kW)、最大トルク398lb-ft(540Nm)を発揮する。

しかし、イタリア語が不得手な私たちには、0-100km/hの加速がどの程度なのか見当もつかない。参考までに、ノーマルは5.5秒弱、最高速度143mph(230km/h)であることをお伝えしておこう。

さあ、再生ボタンをクリックして、このマシンの実力を確かめてください。

【参照】https://www.autoevolution.com/