2022年のトヨタRAV4アドベンチャーが欧州に登場 頑丈なスタイリングと小さなアップデートを実施

トヨタは、RAV4 Adventureを欧州で発表しました。より頑丈な外観になっただけでなく、2022年のRAV4シリーズに影響を与える一連の小さなアップデートも施されています。人気の高いSUVの頑丈なモデルが欧州で販売されるのは今回が初めてで、ヤリス・クロスに次いでアドベンチャーのラインナップが拡大します。

2022年モデルのRAV4 Adventureは、米国仕様のAdventureと同じバンパーデザインを採用し、グリルやインテーク、フロントとリアのシルバーのスキッドプレートの違いにより、EU仕様の他のモデルと差別化しています。なお、同様のデザインは、4代目RAV4を予告した2017年のトヨタFT-ACコンセプトにも採用されています。

欧州での2022年のRAV4では、LEDフォグランプとともに、LEDヘッドライトのグラフィックが一新されています。また、アドベンチャーは、FJ40ランドクルーザーを彷彿とさせるアーバンカーキ/ダイナミックグレーのバイトーン塗装、ワイドなホイールアーチ、マットグレーの19インチアロイホイールを採用しています。レギュラーモデルのハイブリッド車とガソリン車には、ブライトシルバー(Midグレード)とグロスブラック(Styleグレード)の10本スポークの許容範囲内のホイールを新たにデザインしました。

新型RAV4アドベンチャーの室内には、シート表面にキルティング加工を施したブラックの合成皮革を採用し、オレンジ色のステッチを施したほか、専用のスカッフプレートをセットにしています。さらに、RAV4シリーズ全体では、助手席パワーアジャスタブルシートの標準装備、イルミネーション付きウィンドウコントロールスイッチ、デバイスを充電するためのUSB-Cポートが新たに追加されます。

予想通り、2022年のRAV4 Adventureのボンネットの中には、トヨタの第4世代のハイブリッド電気技術と標準のAWD-iシステムが入っていて、驚きはありません。パワートレインは、2.5リッター4気筒ガソリンエンジンと2つの電気モーターを組み合わせ、システム出力は最高出力219ps(163kW/222PS)、最大トルク221Nmを発揮します。トヨタは、RAV4ハイブリッドAWD-iのブレーキ付きけん引力を1,650kgと発表しました。

2022年のトヨタ新型RAV4アドベンチャーをはじめとするリフレッシュされたRAV4モデルレンジの初納車は、欧州で2022年第1四半期を予定しています。