マセラティ・グレカーレのインテリアを新たに公開

ちなみに、このマセラティ・グレカーレのインテリア・スパイ写真は、意図的に仕組まれたものだと思われても、私たちは少しも責めないでしょう。このコンパクトSUVのインテリアを見るのはこれが初めてではなく、実は最近、大胆な赤のシートとドアパネルを装着したテスト車両をキャッチしたのですが、ここからが面白いんです。

以前の画像(左下)ではダッシュボードが隠されていましたが、今回はその逆で、つまり正反対になっています。シートやドアは隠されていますが、ダッシュボードやセンターコンソールは何もなく、丸見えです。旧型の写真と今回の写真で、グレカーレのグリーンハウスの全貌がかなり見えてきました。

中央のタッチスクリーンは、昨年、一部を覆ったプロトタイプを見たときに思ったほど控えめではありません。1枚のガラスで2つのタッチスクリーン機能をカバーし、中央には操作部のストリップを配置しています。指紋を見ると、どちらも多くの機能を備えていることがわかりますが、おそらく下側のスクリーンは主に空調システム、上側は通信とナビゲーション用に確保されているのでしょう。

ステアリングホイールの後ろにはもうひとつのスクリーンが向けられていますが、デジタルインターフェイスはその程度にとどめています。パドルシフトが目立つステアリングホイールとボルスター付きシートは、マセラティがグレカーレを発表する際のスポーティなテイストを強めている。BMW X3やポルシェ・マカンといったコンパクト・クロスオーバーのライバルに照準を合わせたグレカーレは、4気筒のパワーを持つエントリーモデルでマイルドにスタートするはずだ。しかし、グレカーレ・トロフェオで、その方式はワイルドに切り替わる。マセラティはすでにパフォーマンスモデルの登場を確認しており、MC20から621馬力(463キロワット)のV6ツインターボを借りる可能性がある。

残念ながら、世界的な半導体不足により、イタリアンブランドはグレカーレのデビューを2022年春まで延期せざるを得なかったため、まだ2カ月ほど待たなければならない。

【参照】https://www.motor1.com/