フェラーリのテストミュールが撮影される

カモフラージュされた試作車やテスト車両は、自動車メーカーの次の新製品を隠すだけではありません。車の未完成な部分や傷も隠すことができます。また、開発段階でテスト車両が受ける摩耗や損傷も隠すことができます。リコールが出ないことを祈りながら、出荷のときまで何千キロもの走行と性能テストを繰り返すのです。

しかし、しばらくすると、テスト車両が少し悪く見えることがあります。ある動画は、それをフェラーリで捉えています。Periodismo Del Motorが公開した動画には、我々が1年近く前に発見したテスト車両と思われるものが映っています。

迷彩柄のカバーもほとんど同じですが、一部破れているように見える部分があります。ブレーキキャリパーの色も変わっていますが、ラフな印象です。白いカモフラージュは変色してゴワゴワ、端っこが擦り切れているように見えます。その下に隠れようとしている板金も汚れているように見える。その汚れのせいで、黒というよりグレーに見える。黒であるべきなんだろう?

でも、それが試乗車のいいところ。でも、これこそテスト車両の醍醐味。自動車メーカーが生産ラインに送り出す前に、そのモデルをきちんと仕上げていることがわかるのです。カモフラージュを止めるマスキングテープは、悪天候でボロボロになっているようです。

フェラーリの電動化の取り組みは、まだ完全に詳細が明らかにされていませんが、同社はその方向に向かっています。オール電化とハイブリッドパワートレインを搭載できる新型車を示す特許出願は、このブランドの未来を予見させるものです。

ハイブリッド化は、自動車メーカーにとって、EV技術を成熟させるための大きな足がかりになるように感じられます。電気自動車には大きな性能上のメリットがありますが、パワートレインをフェラーリに搭載することは大きなハードルです。バッテリーをどこに積むか?重量はどうするのか?フェラーリは、それらをすべてテストしてから新製品を出すので、大変な労力が必要なのです。

【参照】https://www.motor1.com/