アルファロメオ新型「トナーレ」、公式発表前にもう1度撮影される

アルファロメオ・ジュリエッタを覚えているだろうか。2010年3月のジュネーブモーターショーで初公開されたときは、素晴らしいコンパクトハッチバックだったが、典型的な例として、イタリアの自動車メーカーはコンパクトヘビー級(VW GolfやSkoda Octaviaなど)に追いつくために十分な頻度で更新することができなかったのである。

アルファロメオは、このハッチバックの後継車を開発する理由はないと考え、同じようなフットプリントを持つ全く新しいユーティリティビークルを開発することにしました。最高経営責任者のジャン・フィリップ・インパラートがPHEVシステムの性能向上のために開発を遅らせていたSUV、トナーレの登場である。

そう、アルファロメオの長く輝かしい歴史において、初のプラグインハイブリッド車なのだ。2月8日の発表前にもう一度(そしておそらくこれが最後)撮影されたフォトギャラリーのプロトタイプは、まだ量産車に最も近いものだ。LEDヘッドライトとテールライトが装着され、カモフラージュされたテストラバは、コンセプトモデルの巨大なホイールから、より適切なサイズと一般的な外観のホイールに変更されています。

リアドアのハンドルが従来のものなのか、それともジュリエッタのような隠しハンドルなのかは不明だが、いずれにせよ特別なクルマではないので、あえて期待しないほうがいいだろう。具体的には、ジープ・レネゲード、コンパス、新型コマンダー、フィアット500L、500Xなどとスモールワイドの車両アーキテクチャを共有する。

カノッキアーレ(イタリア語で望遠鏡や双眼鏡の意)と名付けられたマルチファンクションクラスターを備えたドライバー中心のインテリアで確認されたアルファロメオ トナーレは、プラグインハイブリッドアシストで約240馬力を発生する1.3リッターの4気筒ターボを搭載すると予想されています。

マイルドハイブリッドユニットも噂されている(EUのドラレコ排ガス規制を考えると必要なことだ)。また、ディーゼルエンジンのアルファロメオは、ドライバーからするとワクワクしないものだが、ターボディーゼルを搭載するケースもあるようだ。ジュリエッタの消滅を招いた長年の怠慢を償うべく登場した待望のトナーレは、"Too little, too late “という表現がぴったりだろう。

【参照】https://www.autoevolution.com/