テスラ、9月の「AIの日」に向けて人型ロボット「オプティマス」のプロトタイプを予告

テスラの2022年年次株主総会で、2021年のAI Dayで初公開された人型ロボットの新しいティザーイメージが公開されました。

AI Dayのプロモーションキャンペーンの一環であるこの画像。9月30日に開催される「Part II」のもので、金属むき出しの2本のロボットハンドがハート型になるように配置されているものだった。マスク氏のツイートによると、ロボットの動くプロトタイプを披露する可能性を考慮して、イベントの開催日そのものをこの日にずらしたとされている。

当初は「テスラボット」と名付けられたこのロボットを、CEOは「オプティマス」と呼ぶようになったが、これはアニメ「トランスフォーマー」に登場するロボットを参考にしたものと思われる。マスク氏はプレゼンテーションの中で、このロボットが同社が取り組んでいる実際の製品であることを示唆し、CEOは以前、同社が2023年にロボットの生産を開始する可能性があると述べている。実際、Lifewireによると、テスラは「テスラボット」チームで働くエンジニア、マネージャー、建築家などを募集する求人情報を複数掲載しているとのこと。

1月にElectrekは、同社が他のプロジェクトよりもOptimusの開発を優先させると報じた。マスク氏は、この最近のプレゼンテーションで、人型ロボットの創造が長期的には同社の自動車よりも価値があると信じていると主張しました。

「私は、世の中の人たち、つまりアナリストたちが、オプティマスロボットの重要性をあまり理解していないことに驚いています」と、マスク氏は述べました。「実際、経済とは何かという概念を覆すことになると思います。

テスラは、多くの場合、実現する能力よりも多くの製品アイデアを持つことで知られているが、自動車メーカーがロボット分野に進出するという考え方は突飛なことではない。現代自動車は最近、ボストンダイナミクスを買収し、その4足歩行ロボットを活用する計画だ。

テスラは2021年に「テスラボット」を公開した際、人間の空間を効率的に移動させるためにはヒューマノイドにすることが重要だと主張した。このロボットの身長は5’8″(1.7m)、体重は125ポンド(57kg)、最大150ポンド(68kg)まで持ち上げることができるとした。

同社によると、ロボットはオートパイロットシステムに使用されているカメラのうち8台を使って動作するという。また、人間と対話するために、ロボットの頭部にスクリーンを搭載するとしている。

【参照】https://www.carscoops.com/