英国トヨタ、警察官の意見を取り入れて開発した改良型「カローラ・トレック」を製作

トヨタ自動車の英国生産部門は、ダービーシャー州警察のために改良型カローラ・トレックを開発しました。このカローラ・トレックは、警察官の意見を取り入れて開発されたもので、今後の改良に向けて評価が行われています。

カローラはバーナストン工場で生産されているため、英国トヨタのエンジニアにとっては、車両のメンテナンスや性能データ、ユーザーからのフィードバックを得ながら、進捗状況を把握することが容易であると考えられます。

カローラ・トレックの評価は、「ブルーライト仕様」のカローラ・ツーリングスポーツのテストに続くものです。トレックは、標準車の欠点を補うために、エステートのラフ&タンブルバージョンとして選ばれました。

四輪駆動のオプションはありませんが、標準のカローラ・トレックは、車高を20mm高くし、アンダーボディプロテクションやボディクラッドを追加しています。しかし、スピードハンプや高さのある縁石を乗り越える際のダメージが警察官の間で問題視されているため、新型車にはグランドクリアランスをさらに高める「ラフロード」パックが装着されています。また、ダービー警察は、内蔵型衛星ナビゲーション、パーキングセンサー、荷台のドッグガード、フルサイズのスペアを含むスチールホイールなども要求しました。

「ダービー警察のフリートマネージャーであるテリー・ヒッチコックは、「ダービー警察は、地元で製造されたこの特注品を運用する機会を得たことに感謝しています。「この車がどのような役割を果たすのか、特に、従来の標準的なディーゼル車やガソリン車から脱却しつつある中で、ハイブリッド・パワーがどのように発揮されるのかを楽しみにしています」。

このカローラ・トレックに性能向上が施されているかどうかは不明ですが、標準の2.0リッターセルフチャージング・ハイブリッドは120馬力を発揮し、CVTギアボックスを介して前輪を駆動します。トヨタは、このカローラ・トレックにブルーアンドツーを装着することで、警察での使用をより強力に推し進めていきたいと考えています。

【参照】https://www.carscoops.com/