マツダCX-9、2023年モデルで生産終了を正式発表

マツダは2023年モデルでCX-9の標準装備を充実させたが、これは大型SUVに別れを告げるマツダの方法だったことが判明した。マツダは公式プレスリリースの中で、2023年モデルを最後に米国でのCX-9の販売を終了し、2024年モデルのCX-90に置き換えることを発表した。

2代目CX-9は2015年のロサンゼルスオートショーで発表され、2016年2月に生産が開始された。250馬力(186キロワット)のターボチャージャー付き2.5リッター4ポットを含む新エンジンファミリーを搭載したスカイアクティブプラットフォームをベースとする全く新しい製品として発表された。デザインは、当時のマツダの新しいデザインフィロソフィー「鼓動」にインスパイアされている。

2023年型マツダCX-9

しかし2023年1月、マツダは直列6気筒ターボエンジンを搭載したより高級な商品として、新型CX-90を発表した。このモデルによって、老朽化したCX-9の居場所はなくなり、マツダはこのSUVが “ユーティリティ、パフォーマンス、デザイン、そしてプレミアムな感性のユニークな融合 “を提供するという使命を達成し、"マツダの次世代車 “への道を開いたとしている。

ミッドサイズ・クロスオーバーの最終モデルとなる2023年モデルのCX-9は、デスティネーション・諸税込みで40,025ドルからとなっている。CX-9の最終モデルイヤーでは、エントリーグレードの「スポーツ」を廃止し、「ツーリング」をベースグレードとした。エンジンは前述の2.5リッター・ターボチャージャー付き4気筒のみで、6速オートマチック・トランスミッションと全輪駆動のみが用意された。

2024 マツダCX-90

マツダのSUVラインアップにおける後継車、2024年型CX-90の車両価格は、デスティネーション・チャージ1,375ドルを含めて40,970ドルからとなっており、先代よりわずかに高いだけである。しかし、コンフィギュレーターですべての項目にチェックを入れると、最終的には68,000ドル近い豪華なファミリー・ハウラーになる。

【参照】https://www.motor1.com/news/675214/mazda-cx-9-officially-discontinued/