2024 メルセデス・ベンツEクラス・オールテレインがリフトアップワゴンとしてデビュー、米国で発売へ

2024年、メルセデス・ベンツEクラス・オールテレインは、ダートや砂利道などの軽いオフロードを走りたいがSUVは嫌だという顧客のための、高い乗り心地の全輪駆動ワゴンとしてデビューする。2024年に米国で発売される。価格は発売間近に発表される。一般初公開は、ミュンヘンで開催されるIAAモビリティ・イベントとなる。

オールテレインのフロントグリルはセダンとは異なり、中央にイリジウムシルバー仕上げの2本のバーを配し、ロアフェイシアも変更されている。ホイールアーチにはダークグレーのクラッディングが施されている。ワゴンの標準装備ホイールは18インチだが、オプションで19インチと20インチのサイズも用意されている。

メルセデス・ベンツ Eクラス オールテレーン

ワゴンの荷室の収納スペースは21.7立方フィートで、リアシートを倒すと64.6立方フィートまで拡大する。これに対してEクラスセダンのトランクは19立方フィート。オールテレインには、パワーテールゲートと格納式ラゲッジカバーが標準装備されている。

下の表は、オールテレインの外寸をセダンと比較したものである:

E-Class All-Terrain WagonE-Class SedanDifference
Length195 in.194.8 in.0.2 in.
Width75 in.74 in.1 in.
Height58.9 in.58.3 in.0.6 in.

オールテレインにはマイルドハイブリッドのE 450 4マチックが用意され、3.0リッター直列6気筒ターボエンジンは375ps/5,800-6,100rpm、369pd-feetのトルクを発生する。電気ブーストシステムは23psと151lb-ftを発揮する。このワゴンは、推定4.6秒で時速60マイルに達することができ、電子的に制限された最高速度は時速130マイルである。

Eクラス・オールテレインには、減衰力を連続的に調整できるメルセデスのエアマチック・シングルチャンバー・エアサスペンションが標準装備される。このシステムは、車両の積載量に関係なく、一定の地上高を維持する。コンフォート設定では、時速75マイル以上で0.6インチの落差が生じる。

オールテレインには、セダンと同様にメルセデスMBUXスーパースクリーンインフォテイメントディスプレイが装備される。4ドア同様、助手席スクリーンはオプション。運転席と中央のスクリーンを切り替えてコンパス、緯度経度座標、車両角度インジケーター、タイヤ空気圧を表示するオフロードドライビングプログラムが追加される。また、360度カメラの一部として、周囲の地形をより見やすくする「透明フード」機能もある。

ワゴンに標準装備される安全技術には、アテンション・アシスト、アクティブ・ブレーキ・アシスト、パーキング・パッケージが含まれる。オプションのドライバーアシスタンスパッケージには、アクティブステアリングアシスト、アクティブレーンキープアシスト、アクティブスピードリミットアシスト、アダプティブクルーズコントロールが追加される。

【参照】https://www.motor1.com/news/684766/mercedes-benz-e-class-all-terrain/