スバル レヴォーグ レイバック コンパクトクロスオーバーワゴン 日本初公開

スバルは、レヴォーグに新モデルを追加し、日本でのラインアップを拡充した。レヴォーグ・レイバックは、地上高を向上させ、クロスオーバーのスタイリングを取り入れたボディキットのデザインを変更したモデルである。

レヴォーグ・レイバックは、インプレッサベースのクロストレックとレガシィベースのアウトバックの間に位置し、従来のSUVに代わるスバルのクロスオーバーモデルとしてラインナップされる。しかし、その名前とエクステリアデザインが示唆するように、前述のモデルよりも無骨な印象はなく、より快適性を重視した提案となっている。

レヴォーグと比較したスタイリングの変更は、バンパーインテーク周辺のソフトなラインと、アルミスタイルのインサートと新しいパターンを備えたワイドなグリルを特徴とする新しいフェイスに集中している。さらに、ボディワーク下部とホイールアーチ周辺には控えめな樹脂製クラッディングが施され、18インチのアルミホイールには、やや太めの225/55R18オールシーズンタイヤが装着されている。

レヴォーグ・レイバックは、全長4,770mm、全幅1,820mm、全高1,570mm。これは、標準モデルよりも15mm長く、25mm広く、70mm高くなったことになる。さらに重要な点として、最低地上高が55mmアップの200mmとなり、レヴォーグのAWDと組み合わせることで、より荒れた路面でも走れるようになった。

ボンネットの下には、標準のレヴォーグと同様、最高出力174ps(130kW / 177PS)、最大トルク300Nm(221lb-ft)を発生するおなじみの1.8リッター・ボクサー・ターボ・エンジンが搭載されている。パワーはCVTリニアトロニックギアボックスとスバルのシンメトリカルAWDシステムを介して4輪に伝達される。

トリムによってファブリックとレザーの2種類から選べる。レザー巻きのステアリングホイールとダッシュボードには銅色のステッチが施されている。装備は、通常の12.3インチデジタルコックピットと11.6インチインフォテイメントタッチスクリーンに加え、アンビエント照明、Harman Kardonサウンドシステム、サンルーフ、スバルの最新ADASパッケージであるアイサイトXが用意されている。クロスオーバーワゴンは、レヴォーグの561ℓ(19.8立方フィート)の荷室スペースも受け継いでいるが、リフトアップキットの装着によりトランクフロアは以前より高くなっている。

レヴォーグ・レイバックには、スバルらしいアクセサリーがすでに公式サイトに掲載されている。その中には、2種類のスポーティなボディキット(アーバンスタイルとSTIスタイル)があり、プラスチッククラッディングをボディカラーまたはグロスブラックのパーツに交換し、スプリッターにDRLを追加する。また、18インチホイール、Y字型パターンの新グリル、テールパイプカバーなどのデザインも選択できる。

スバルは、レヴォーグ・レイバックの日本での価格を発表していないが、レヴォーグの同等のトリムレベルよりも若干高価になると予想される。将来、このモデルが他の市場に輸出されるかどうかは不明だが、その可能性は十分にある。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/09/subaru-levorg-layback-compact-crossover-wagon-debuts-in-japan/