アメリカ仕様よりも優れた技術とハイブリッド・パワーを備えた「トヨタ・カローラ・クロス」がヨーロッパに登場

世界各地に広がっているトヨタ・カローラ・クロスですが、最近の行き先はヨーロッパです。

普段はあまり気にならないかもしれませんが、アメリカで販売されているモデルよりもユーロ仕様の方が格段に進化しているので、アメリカ人にとってはうらやましい限りです。

2つのモデルは、ヘッドライトの違いを除けばほとんど同じに見えますが、クロスオーバーには “欧州仕様のダッシュボード・レイアウト “が採用されているため、コックピットには多くの変更点があります。12.3インチのデジタルインストルメントクラスターを採用しており、米国仕様車のアナログメーターや7インチディスプレイよりも上品な印象を与えます。

デジタルインストルメントクラスターに加え、ユーロ仕様のカローラクロスには10.5インチのオーディオ・マルチメディア・インフォテイメントシステムが搭載されています。これは、アメリカで提供されている7インチや8インチのディスプレイよりもはるかに大きく、また、トヨタの新しいオペレーティングシステムを搭載しており、クラウドベースのナビゲーションやオーバーザエアアップデートに対応しています。

パワートレインでも、欧州では2.0リッター4気筒エンジン、リチウムイオンバッテリー、電気モーターで構成される第5世代のハイブリッドシステムが採用されています。 これにより、ハイブリッド技術を持たない米国仕様車と比較して、28ps(21kW/28PS)高い197ps(146kW/199PS)の総合出力を実現しました。 これにより、カローラクロスは、0-62mph(0-100km/h)を8.1秒で加速することができます。

また、四輪駆動モデルも選択可能で、このモデルには41馬力(30.6kW/41PS)を発揮する電気モーターがリアに搭載されています。このモーターは、必要に応じて自動的に作動し、0-62 mph(0-100 km/h)のタイムを8.1秒に保つことができます。

このような違いはさておき、このクロスオーバーには、加速抑制機能付きプリコリジョンシステム、交差点カットイン・トラフィック・アシストに加えて、オンカミング・トラフィック検出機能、交差点ターン・アシストが改良されているなど、運転支援システムが充実しています。また、フルスピードレンジ・アダプティブクルーズコントロール、レーントレースアシスト、ロードサインアシスト、セーフティエグジットアシスト付ブラインドスポットモニターなども搭載しています。さらに、オートマチックハイビーム、パノラミックビューモニター、エマージェンシードライビングストップシステム、リアクロストラフィックアラート(自動ブレーキ機能付)などの装備も充実しています。

欧州のカローラ・クロスは2022年秋に納車が開始される予定ですが、米国のトヨタ関係者はすでにハイブリッド車の計画を確認していることは言うまでもありません。

【参照】https://www.carscoops.com/