トヨタのコンパクトSUVコンセプト「bZ」、欧州で人目を引くスタイリングを実現

先月ロサンゼルスで初公開されたトヨタのコンパクトSUVコンセプト「bZ」が、ブリュッセルで欧州デビューを果たしました。トヨタは、次期電動SUVを予告するこのコンセプトの写真をさらに公開しました。トヨタはまた、SUVの寸法を明らかにしましたが、そのバッテリー電気パワートレインについては、まだ秘密にしています。

bZ Compact SUVは、全長4,538mm(178.7インチ)、ミラーを除く全幅1,888mm(74.3インチ)、全高1,560mm(61.4インチ)のコンパクトなSUVです。これは、トヨタbZ4Xと比較して、全長で152mm、全幅で28mm、全高で90mm低いことを意味します。ICEエンジン搭載車と比較すると、bZ Compact SUVはCorolla Crossより78mm長く、RAV4より62mm短くなります。

このSUVは南フランスのトヨタED2センターでデザインされたもので、ハイブリッド車のC-HRプロローグと似ているのはそのためです。C-HRプロローグに比べ、bZコンパクトSUVは長いスタンスとすっきりとした輪郭を持ち、よりシリアスなルックスとなっています。21インチのアルミホイール、両端のフルワイドLEDライト、筋肉質なボディワーク、クーペスタイルのリアウインドーなどが特徴です。

インテリアでは、インフォテインメントとデジタルメータークラスターに曲面スクリーンを採用し、ヨークステアリングホイール、フローティングセンターコンソールを装備しています。この近未来的なレイアウトは、生産時にはトーンダウンされる見込みです。また、キャビン内のサステイナブルな植物由来素材やリサイクル素材については、普及が進んでいることから、ある程度は維持される可能性があります。また、コンパクトSUVのbZには、オーディオや照明の合図でドライバーや同乗者とコミュニケーションをとる車載パーソナルアシスタントが搭載されています。

トヨタは、プラットフォームやバッテリー容量、電気モーターの出力や配置などの情報を一切明らかにしなかった。

bZ3Xの名称を採用すると噂されるトヨタbZコンパクトSUVコンセプトの市販版は、トヨタが2026年までに欧州で発売するとしている6つの新型bZモデルのひとつになる予定だ。その名称とフットプリントが示すように、欧州のC-SUVセグメントに位置づけられ、すでに発売されているbZ4Xの下に位置づけられるという。トヨタは、遅くとも2040年までに欧州で、2050年までに世界規模でカーボンニュートラルを達成することを目標としている。

【参照】https://www.carscoops.com/2022/12/toyota-bz-compact-suv-concept-brings-eye-catching-styling-to-europe/