188馬力の電気モーターを搭載した新型「日産キャシュカイE-Powerハイブリッド」の詳細を発表

日産は、既存のマイルドハイブリッド車に加え、SUVの電動化範囲を拡大するため、自己充電式ハイブリッドパワートレインを搭載した「キャシュカイ e-Power」の新情報を公開しました。このモデルは、日本ではすでに「ノート」に搭載されている日産の「e-Power」技術を採用した欧州初のモデルです。

日産キャシュカイe-Powerは、156ps(115kW/158PS)のターボチャージャー付き1.5リッター3気筒ガソリンエンジン、188ps(140kW/190PS)の電気モーター、インバーター、バッテリーを組み合わせたモデルです。ハイブリッドシステムは自己充電式ですが、電気モーターが車輪を駆動し、ICEは発電機としてのみ機能するため、EVのような体験が可能です。

これにより、ドライバーは電気モーターの瞬時のトルクを利用しながら、可変圧縮機能付きガソリンエンジンが効率的かつ静かに作動し、インバーターとバッテリーにエネルギーを供給することができるのです。特に、センターコンソールのスイッチで作動するe-Pedal走行モードでは、ドライバーがスロットルから足を離すと0.2gの減速を行い、回生ブレーキによってバッテリーへの充電も行われます。

日産の目標は、SUVの走行速度に対してICEを残したまま「コネクテッド」な運転体験を提供することでした。これは、他のハイブリッド車に見られるような途切れ途切れの運転を避けるために、高速走行時にエンジン回転数を上げる「リニアチューン」と呼ばれるシステムによって実現された。

日産の調査によると、欧州のクロスオーバードライバーは、走行時間の70%以上を都市部や郊外で過ごしており、e-Powerパワートレインは効率的かつ静かに作動しているとのことです。予備データでは、複合サイクルでの燃費は5.3ℓ/100km(44mpg)、CO2排出量は119g/kmとなっています。

日産キャシュカイe-Powerは、2022年晩夏に欧州市場での発売を予定しており、価格はその時期が近づくと発表される予定です。

【参照】https://www.carscoops.com/