フォルクスワーゲンID. Buzz、マイクロバスEVを発表 乗用車とカーゴバンの両フレーバーで展開

MPVである以上、当然ながら実用性にも配慮しています。リアには上開きハッチを設け、助手席には両側スライドドアを採用しました。リアの3人掛けベンチは40:60に分割でき、前後にスライドさせることで1,121リットル(39.6cu ft)のラゲッジスペースを確保することができます。

また、フォルクスワーゲン商用車が開発した取り外し可能なセンターコンソールもオプションで用意されており、乗用とカーゴの両バージョンで利用可能です。この多機能ボックスには、収納ボックス(※1)が装備されています。
カーゴにはカップホルダー、1.4Lのフリップ式水筒入れ、5Lの引き出しがあり、タブレット端末やノートパソコンが収納できます。2人乗りのCargoと5人乗りのID. Buzzでは、センターコンソールは運転席と助手席の間にラッチで固定されます。6人乗りのID. Buzzでは、2列目シートの中央にもボックスが設置できます。

助手席仕様のID. Buzzが明るいカラーとインテリアでまとめられているのに対して、Cargo Variantはよりシリアスなアプローチです。3人乗り(運転席+助手席ベンチ)と2人乗りの2タイプがあり、荷室と運転席を仕切るパーティションが特徴です。

このパーティションには、オプションで窓や荷物の積み込み用の開口部を設けることができます。また、荷室側壁にはラッシングリングやバーを設け、荷物の固定を確実に行うとともに、2枚目のスライドドアを廃止しています。ただし、必要に応じて、パネルバンのカスタムオプションとして、セカンドスライドドアを設定することが可能です。

IDは Buzzは、フォルクスワーゲン商用車がハノーバーの主力工場で生産します。ID.Buzzの生産は、フォルクスワーゲン商用車の本社工場で行われます。バズとID. Buzz Cargoは2022年前半に開始される予定です。価格については、今後数週間のうちに発表される予定です。

欧州のオーダーブックは2022年5月に開始され、発売はその年の第3四半期に予定されています。一方、北米のお客様は、乗用ロングホイールベースのIDのデビューを期待することができます。Buzzは来年のいつか、販売開始は2024年になります。

【参照】https://www.carscoops.com/