トヨタヨーロッパの副社長、Aygo X(アイゴ クロス)はGazoo Racingが開発した改良版が登場する可能性はあるがカードではないと語る

言い換えれば、GRブランドのトヨタAygo Xが実現する可能性はありますが、それは投資に見合うだけのスポーティなバリエーションの需要がある場合に限られます。Gazoo Racingは、GR Parts(アクセサリー)、GR Sport(エントリースポーツモデル)、GR(シリアススポーツモデル)、GRMN(エクストリームスポーツモデル)と幅広いネーミング戦略を持っているので、Aygo Xの選択肢は豊富にあります。

ラリーで活躍するGRヤリスは、GA-BとGA-Cの要素を組み合わせたカスタムプラットフォームをベースにしているため、兄貴分の1.6リッター3気筒ターボやGR-Fourの四輪駆動システムを受け継ぐ可能性はゼロではありません。市販車でありながら、車重が940kgと軽いため、それほど大きなパワーは必要ないからです。また、コストと重量の削減のために、ハイブリッド・パワートレインの可能性も排除されています。

このエンジンは、「ヤリス」や「ヤリスクロス」に搭載されている1.5リッターVVT-iガソリンエンジンで、最高出力123ps(92kW/125PS)、最大トルク145Nmを発生し、6速マニュアルトランスミッションと組み合わされています。標準の1.0L 3気筒が71ps(53kW/72PS)、93Nm(68.6lb-ft)であるのに対し、このパワーは軽量なAセグメント車には十分すぎるほどであり、性能も大幅に向上しています。

パワーよりも重要なのはドライビングダイナミクスであり、Gazoo Racingによるサスペンション、シャシー、ステアリングのチューニングに加えて、より強化されたブレーキとワイドなタイヤを装着すれば、Aygo Xは小さなホットハッチに生まれ変わります。私たちが作成した予想図を見ていただければわかるように、GR Aygo、あるいはそれ以下のAygo X GR-Sportは、パフォーマンスの向上に伴い、一連のスタイリングのアップデートが行われる可能性があります。

もちろん、現時点では何も決まっていませんが、もしGRブランドのAygo Xの生産が許可されれば、Hyundai i10 N-LineやVW Up! GTIに次ぐ、数少ないスポーティカーとなります。

【参照】https://www.carscoops.com/