スズキ・新型アルト、日本市場での販売を発表

数週間前にリークされたパンフレットに続き、スズキは日本市場向けの9代目軽自動車「アルト」の最初の画像を公開しました。JDM仕様のアルトは、共通の名称にもかかわらず、インドなどで販売されているスズキ・マルチ社製のアルトとはまったく別のモデルです。

新型アルトは、特徴的な2ボックスハッチバックのシルエットはそのままに、ボディワークを全面的に見直しています。フロントでは、彫刻のようなバンパーと丸みを帯びたヘッドライトにより、先代のアルトに比べてアグレッシブさを抑えたスタンスになっています。

フロントガラスのアップライト化とルーフラインのフラット化により、新型車の形状はより箱型になり、横顔やリアエンドはイグニスのようなウィンドウラインを持たない、よりオーソドックスなシティカーの外観になっています。そのため、従来のアルトでは低い位置にあったテールランプが、トランクの側面に直立して配置されています。

室内は、おなじみのレイアウトで、新世代は既存車のメジャーアップデートに近いことがわかります。しかし、再設計されたダッシュボード、インストルメントクラスター、ステアリングホイール、4人乗りのキャビンに追加されたストレージコンパートメントなど、多くの新しいコンポーネントがあります。

また、今回のアップデートでは、自律型緊急ブレーキ、前方衝突警告、車線逸脱警告、ハイビームアシストなどの基本的なADASシステムを含む、より多くの安全技術が導入されます。

スズキのアルトには、従来の660cc3気筒ガソリンエンジンに、ISG(Integrated Starter Generator)とリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッドのパワートレインが搭載されます。具体的な数値は明らかにされていませんが、従来のICEのみのモデルよりも燃費が良くなることが期待されます。また、9代目にはスポーティなターボRSを設定する予定なのかどうかもわかりません。

JDM仕様のスズキ・アルトは2022年に日本市場に投入される予定ですが、他の市場向けの新世代アルトもすぐに登場するでしょう。

【参照】https://www.carscoops.com/