いすゞ「D-Max」、マレーシアで1.9L 4×2 AT Plusを新発売 価格は約275万円より

いすゞマレーシアは、新型の1.9L 4×2 AT Plusを導入することで、D-Maxのバリエーションを8種類に拡大しました。価格は保険なしのオンザロードでRM100,999です。ピックアップトラックは商用車に分類されるため、ここでは消費税免除の対象にはなりません。

この新モデルは、他のD-Maxシリーズと同様に、タイからの完全輸入車(CBU)であり、価格的には既存の1.9L 4×4 MT Standardと1.9L 4×4 AT Standardの中間に位置します。また、パワートレインは他のモデルが四輪駆動であるのに対し、このモデルは唯一の後輪駆動となっています。

いすゞマレーシアによると、マレーシアのピックアップトラックユーザーのうち、車両の4×4システムを頻繁に作動させているのは28%に過ぎず、複雑でないパワートレインを好む顧客にとって、4×2のバリエーションを追加することは理にかなっています。

その名の通り、RZ4E-TC 1.9リッター4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載し、最高出力は150PS/3,600rpm、最大トルクは350Nm/1,800-2,600rpmを発揮します。

後輪への駆動は、シーケンシャルシフト機能付きの6速トルコンオートマチックで行われます。1.9L 4×2 AT Plusの車両重量は1,830kgで、1.9L 4×4 AT Standardに比べて85kg軽くなっています。

キットリストは1.9L 4×4 AT Standardとほぼ同じで、17インチアルミホイール、LED DRL付Bi-LEDプロジェクターヘッドランプ、バルブタイプテールランプ、フロントフォグランプ、マットグレーフロントグリル、LEDウインカー付パワードサイドミラー、サイドステップ、ベッドライナーなどが標準装備されています。ドアとテールゲートのハンドルは、AT Plusではボディカラー、AT Standardではシルバーとなり、「4×2 Auto Plus」のデカールが追加されています。

AT Plusでは、4本スポークのマルチファンクションステアリングホイールが、AT Standardのウレタン製から本革製に変更されています。さらに、4.2インチのカラー液晶ディスプレイを備えたe-Lumaxインストルメントクラスター、Android AutoとApple CarPlayに対応した7インチタッチスクリーンヘッドユニット、6スピーカー、リアベンツ付きマニュアルシングルゾーンエアコン、マニュアルシート、ファブリックシートなどを装備しています。

安全装備についても同様で、2つのエアバッグ(フロントデュアル)、ESC、トラクションコントロール、ABS、EBD、ブレーキアシスト、ヒルスタートアシスト、ヒルディセントコントロール、ブレーキオーバーライドシステム、エマージェンシーストップシグナル、4つのリバースセンサー、Isofixチャイルドシートアンカーなどが装備されています。また、リバースカメラも標準装備されていますが、AT Standardにはありません。

1.9L 4×2 AT Plusは、1.9L 4×4 AT Standardと同じ5色(バレンシアオレンジ、サファイアブルー、マーキュリーシルバー、オニキスブラック、スプラッシュホワイト)から選ぶことができ、オプションで1,320リンギット追加するとスポーツバーも付けることができます。また、購入時には5年間、15万kmの保証が付いています。

今回の新モデル導入により、マレーシアにおけるD-Maxのラインナップは以下の通りとなります(価格はPeninsular Malaysiaでの個人登録の場合)。

【参照】https://paultan.org/