三菱Xforce、8.7インチの最低地上高と4つのドライブモードを備えてデビュー

三菱は本日、インドネシアで新型コンパクト・クロスオーバーを発表した。車名はXforceで、パワートレインは1種類のみ。三菱はXforceのエクステリアデザインを本格デビュー前の7月に公開したが、インテリアは今日まで公開していなかった。

キャビンには12.3インチのインフォテインメント・ディスプレイと8.0インチのデジタル・インストルメント・クラスターが装備される。ダッシュボードにはメランジ調のファブリック・パディングを初採用。Xforceには、ツイーター、ウーファー、4種類のサウンドタイプを備えた8スピーカーのダイナミック・サウンド・ヤマハ・プレミアム・オーディオ・システムが搭載されている。

インフォテインメント・ディスプレイは、WebLinkによるスマートフォンとの接続が可能で、アプリケーションを大型スクリーンに映し出す。スクリーンはマルチウィジェット機能を備え、3つのセクションに分かれている。乗客はUSB Type-AおよびType-Cポートでデバイスを接続したり、フロントのワイヤレス充電器を使用したりできる。

三菱には十分な収納スペースがあり、ドアトリムやフロアコンソールなどの収納スペースに20オンス(600ミリリットル)のペットボトルが21本隠せるとしている。また、ドリンククーラー付きのコンソールボックスもある。後部の荷室フロアは高さ調節が可能。40:20:40の分割可倒式リヤシートにより、リヤの収納容量を拡大できる。

三菱の新型クロスオーバーに搭載されるエンジンは1.5リッター4気筒。最高出力103馬力(77キロワット)、最大トルク103ポンドフィート(141ニュートン・メートル)を発生し、高効率の無段変速機と組み合わされる。

エンジンは前輪のみを駆動するが、18インチホイール装着時のXforceの最低地上高は最大8.7インチ(222mm)。21度のアプローチアングルと35度のデパーチャーアングルは、その頑丈な能力を高めるのに役立つ。クロスオーバーには4つのドライブモードがある: ノーマル、グラベル、マッド、ウェットだ。

Xforceのサイズは全長172.8インチ(4,390mm)、全幅71.2インチ(1,810mm)、全高65.3インチ(1,660mm)で、ホイールベースは104.3インチ(2,650mm)。フォード・ブロンコ・スポーツは全長172.2インチ、ホイールベース105.1インチだが、三菱の新型車より全高も全幅も大きい。

新型クロスオーバーは、ブランドのダイナミック・シールド・フロントフェイスを進化させたものを採用。ブランドの3つのダイヤモンドのエンブレムと、角ばったグリルを挟むT字型のヘッドライトとデイタイムランニングライトが特徴だ。このモチーフはLEDテールライトにも受け継がれている。

Xforceはまずインドネシアに導入され、その後他の市場に投入される。Gaikindoインドネシア国際オートショーでデビュー。南アジア、中南米、中東、アフリカで発売される。三菱はXforceを3億8,250万インドネシア・ルピア(今日の為替レートで2万5,137ドル)からとしている。しかし、三菱がこの車をアメリカに持ち込むことはないだろう。

【参照】https://www.motor1.com/news/681309/mitsubishi-xforce-debuts-ground-clearance-drive-modes/