マツダ ロードスターに対抗するダイハツ ビジョン コペン コンセプトを発表

ダイハツは、東京で開催されるジャパンモビリティショー2023のコンセプトラインアップを公開した。興味深いのは、このコンセプトが典型的な軽自動車のカテゴリーから逸脱していることで、小型のコペンのDNAを継承しつつ、代わりに「コンパクト・スポーツ・コンバーチブル」というアイデンティティを受け入れている。

このプロトタイプは、2002年にデビューした初代コペンをモダナイズし、よりたくましくしたように見える。両端の丸みを帯びた照明ユニットが特徴で、ボディの表面処理にも共通点がある。

全長3,835mm(151インチ)、全幅1,695mm(66.7インチ)、全高1,265mm(49.8インチ)、ホイールベース2,415mm(95.1インチ)。この数値は、現在日本で販売されている2代目コペンと比較すると、全長で440mm(17.3インチ)の大幅な延長となり、ホイールベースの延長がより大人しいプロポーションに貢献している。

キャビンには、より控えめなデジタルコックピット、センターコンソールのタッチセンサー式コントロール、スポーティなシートが採用され、ドライバーにフォーカスしたストレートなデザインが特徴だ。全体的に、ヴィジョン・コペンのエクステリアとインテリアは、未来的なデザインコンセプトというよりも、市販に近い外観を伝えており、ダイハツがコンパクトスポーツカーセグメントへの参入を考えているのではないかという憶測を呼んでいる。

さらに、ボンネットに1.3リッターエンジンが搭載されることも、この推測に重みを加えている。ダイハツは、具体的な詳細については明らかにしていないが、カーボンニュートラル燃料で運転できることに言及している。インテリアのレンダリングは、オートマチックギアボックスとの組み合わせを示唆している。このエンジンは、コペンの市販軽自動車に搭載されている658ccのモーターの2倍の容量を持つことから、大幅な出力向上を期待するのが妥当だろう。

ヴィジョン・コペンの詳細については、10月末に開催されるジャパンモビリティショーの取材でお伝えする予定だ。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/10/daihatsu-vision-copen-concept-previewed-as-a-possible-mazda-mx-5-rival/